河内藤園の歴史
河内藤園の歴史は、創設者である樋口正男が、小学生の頃に読んだ本に感銘を受け「俺も何か一つこの世に生きた証を残したい」という少年の夢から始まりました。
戦中戦後と家族を守り、ひたすら仕事に打ち込んできた正男でしたが、生活も落ち着いてきた頃、湧き上がってきたのは少年の頃に抱いた夢でした。 「この雑木の山に美しい藤を植え、みんなに見に来てもらえる藤園を造りたい」と意を決し打ち明けると家族も賛同してくれ、1968(昭和43)年、長男と共に開墾を始めます。 生きた証を残したいという正男の夢は、この時から家族の夢となったのです。
ブルドーザーのエンジン音が、静かな山中に響きわたる中、地盤が固く岩石を多く含む土地によって作業は難航します。 ごろごろ出てくる石を集めては一輪車で運び出す、気の遠くなるような作業が続きました。 それでも、数年後には山の斜面をひな壇状にする作業が終了し、約1000坪の大藤棚と藤のトンネルが完成したのです。
そして「河内藤園」はじまりの木として最初に植えたのは、河内貯水池建設の際、湖底に沈むこととなった河内村から移植し、これまで大切に育ててきた1本の藤でした。
開墾から50年。「河内藤園」はじまりの木も樹齢120年を越える大藤へと成長し、毎年美しい花房をなびかせ来園者の方々に喜んでいただいております。初代から受け継ぐ深い愛情を注ぎ育てた藤をゆっくりとご堪能ください。
園内ご案内
「河内藤園」は、昭和52年4月開園しました。
4月下旬~5月中旬の時期には、22種類の藤の花が咲き乱れ、見る者を圧倒します。
また、11月下旬頃には、約700本の紅葉が見ごろを迎えます。
4月下旬~5月中旬の時期には、22種類の藤の花が咲き乱れ、見る者を圧倒します。
また、11月下旬頃には、約700本の紅葉が見ごろを迎えます。
大藤棚です。約1000坪の広さがあり、野田長藤が一面に広がります。
110メートルの藤のトンネルです。
藤の時期は、もみじの新緑もとても綺麗です。園内には約700本のもみじがあります。(藤の時期は、一部紅葉のコースには入れなくなっております)
80メートルの藤のトンネルです。
11月中旬から12月上旬頃は、紅葉が開園致します。もみじのトンネルは急な斜面を登らないといけません。スニーカー等歩きやすい靴でお越し下さい。
藤の花
種類
野田長藤・口紅藤・赤紫・紅・白・八重・長・中・短/各種22種類
開園時期
4月下旬~5月初旬(その年の天候により異なります)
開園時間
8時~18時
紅葉
本数
約700本(樹齢70年以上の木が18本あります)
開園時期
11月中旬〜12月上旬(その年の天候により異なります)
開園時間
9時~17時
園内マップ
お願いと注意事項
- 藤の木の保護の為、根を踏んだり、さわったりしないでください。
- ゴミは必ずお持ち帰り下さい、火気厳禁です。
- 園内にトイレはございません。駐車場入口のトイレをご利用下さい。
- 動物(犬等)の同伴は禁止。
(同伴で入園されトラブルが発生した場合は、飼い主に全面的に責任を取って頂きます) - いったん外へ出ると再入園出来ません。
- プロの方の写真撮影はお断りいたします。
- 写真撮影については一般的なスナップ撮影でお願いいたします。
三脚、一脚の持ち込みは禁止します。 - 当園の写真を販売することは禁止しています。
- ドローン禁止
- 園内・駐車場での事故、盗難、トラブルにつきましては、一切の責任を負いませんのでご了承下さい。